カメラ転売 中古のコンディション別解説

カメラ転売を商品のコンディションの観点から解説してきます。

カメラのコンディションによって高く売れやすい販売プラットフォームが変わってくるので、これらを把握したうえでカメラ転売に取り組みましょう。

コンディションは以下の3種類・新品・中古品・ジャンク品のそれぞれの状態に応じて、どのプラットフォームで売れやすいかまとめましたので是非参考にしてみてください。

カメラ転売 ~新品編~

転売初心者にとって新品商品は中古品と違って商品チェックなどする必要もなく、状態による価格差もないため扱いやすいジャンルではあります。

しかし、カメラ転売では新品商品で稼ぐことは比較的難しく、実際カメラ転売で稼いでいる人の9割以上は中古品で結果を出しています。

それでは、なぜカメラ転売は新品で稼ぎにくいのか、新品で稼ぐにはどのような方法があるのか説明していきたいと思います。

カメラ転売初心者が新品を扱うべきではない3つ理由

1. 新品のカメラを仕入れるルートは限られている

僕の経験上、新品商品の仕入れルートは主に業者から仕入れるか、家電量販店などのセールで仕入れるかの2択しかありません。

このうち初心者ができる仕入れ方法は家電量販店のセール品仕入れだけです。

これがよくある家電せどりです。

家電せどりは確かに稼ぐことは可能ですが、 新品商品は売ったらそれっきりでリピート販売できないので僕はあまりオススメはしません。

その時仕入れができたのはその商品がたまたまセールで安くなっていただけで、同じ商品を再度仕入れることはほぼないことが多いです。

ということは、稼ぎ続けるにはとにかくセールの情報を仕入れてリサーチしてその情報をもとに仕入れに行く必要があります。

この セール情報を仕入れてリサーチの作業が永遠に続き、この作業を毎日やるのが大変で継続しない人が多い印象です。

逆に中古品の場合リピート販売できるのが大きな点です。

一度売ったらその商品の相場がわかるようになるので、それ以降リサーチなしで仕入れができるようになりますし 、中古市場はずっと回転しているので、1つの商品だけで何度も稼ぐこと可能です。

2. アカウント停止のリスクがある

先ほど家電せどりのお話をしましたがせどりの場合、未使用の展示品を新品として売る若干グレーな稼ぎ方もあるのでオススメしておりません(もちろん全てではないですが)。

数年前に家電せどりを教えてもらったことがあり、その方はそのグレーなやり方で月50万程稼いでみたいですが、アカウントが停止され結局やめてしまったようです。

アマゾンでは年々そのようなせどらーに排除する流れがあり、アマゾンの新品商品の規制が厳しくなっているのは事実です。

アマゾンで新品を販売するのでしたら、ちゃんとしたメーカーや卸業者のような正規ルートから仕入れて販売しましょう。

3. 飽和するの可能性が中古品より高い

新品が中古より飽和しやすい理由は、新品商品は縦積み販売と言って業者からまとめて仕入れて販売するのが一般的で、基本的に数十個在庫を抱えて販売します。

自分の在庫がまだ数十個あるときに、何十個も在庫を持ったライバルが出現した場合がピンチです。

その商品が超人気があり、数日で完売できるのであればよいのですが、そうでない場合、少しでも早く売りきろうとお互い値下げ合いが始まります。これが飽和です。

新品はこのように売れると思って仕入れた商品が飽和するといったリスクが常にあるので初心者にはオススメしておりません。

中古の場合、1つの商品で何十個も在庫を持つことはなく飽和状態になりにくいので、初心者にとってはリスクが少なく始めるにはオススメしています。

新品を扱うのは中級者以上から

それでは新品を扱うのはやめた方がいいのか？答えはNOです。

僕も新品も半分ほど扱っていますし、ある程度中古品で経験を積んで稼げるようになったら新品にも取り組むべきだと思っています。

仕入れも業者からまとめ数百万円分一気に仕入れるので、非常に効率良く稼ぐことが可能です。

ただ、せどりのようなやり方ではなく、ちゃんとメーカーや卸業者から仕入れるようにしましょう。

いきなり初心者の方が業者相手にビジネスするのは難易度が高いので、まずは転売で経験を積んでから始めることをオススメしています。

→カメラ転売中級者は業者と取引すべき理由。で詳しく解説しています。

カメラ転売 ~中古品編~

カメラ転売と言えば中古！と言っても過言ではないほど、カメラ転売の強みは中古市場です。

日本のカメラの歴史は古く商品数も数千種類もあり、商品の状態もジャンク~未使用品といろいろあるので、とにかく市場が大きく儲かる商品も多数あるのが特徴的です。

カメラ転売の中古市場で稼いでいる人は昔から多くいましたし、今後も長く稼ぎ続けられる市場であることは間違いないです。

カメラ転売で中古品を扱うべき〇つの理由

カメラの中古品は大昔のフィルムカメラから最近のデジタルカメラまで幅広く存在し、販売プラットフォームごとに売れやすさも異なります。

例えば、比較的昔の日本のカメラは希少価値が高く世界中で人気があるので輸出に向いていますし、デジタルカメラの入門機器でしたらメルカリ、そのほかデジタルカメラ全般はアマゾンで売れやすい傾向にあります。

また、販売方法もいろいろあるので飽和しにくく比較的稼ぎやすい傾向があります。

→販売プラットフォーム別の解説はこちらを

中古の状態による様々な売り方

中古品といっても状態もさまざまなので、それぞれの状態によって売り方も色々あり、これが中古カメラ転売の面白みでもあります。

中古販売方法 ①高値売り

状態が非常に良いものを相場で仕入れて高値で売る方法です。

先ほども言いましたが昔の日本のカメラは世界中で人気があり特に状態の良いも程高値で売れる傾向があります。

カメラをコレクションしているコレクターの方にとって数十年前に発売されたカメラで状態の良いものは宝物のようなもので、いくら払ってでもいいからそれが欲しいという方もいらっしゃいます。

そのようなレアな商品にはプレミア価格が付き相場価格など関係なく、超高額で購入される傾向があります。

中古販売方法 ②相場売り

状態が普通のものを安く仕入れて相場で売る方法です。
メルカリ・ヤフオクなどではカメラを使わなくなった人が適当な値段(ここ重要！)で出品することが多いので、そのような方から仕入れるとよいです。

• 年に一度のイベントのためにカメラを購入したがそれ以後全く使わない人

• 亡くなった祖父の遺品整理で出品している人

• 数年前に購入したけど全然使いこなせず手放す人

このような方は相場価格など関係なく”とりあえず売れればいい”という感覚で安値で出品しているので、このような出品者から仕入れれば、相場より安く仕入れられる傾向があります。

傾向としてあまり使用されていない状態の良いものが安く仕入れられるので、稼ぐ方法としてはお勧めです。

中古販売方法 ③安値売り

状態の悪いものをかなり安く仕入れて安く売る方法です。この方法は後半のジャンクのところで詳しく説明しています。

このように色々売り方があるためこのような販売方法を知ってしまえば扱える商品数も増え、幅広く仕入れが出来るようになります。

カメラ転売は中古レンズ市場も熱い

カメラ転売といってもカメラ本体だけではなく、レンズ市場も魅力的です。カメラ本体は扱わず、レンズだけで月収100万稼いでいる方もいらっしゃるくらい熱い市場です。

カメラユーザーにとってはカメラ本体は基本1台あれば十分ですが、写真撮影にハマるほどいろいろなレンズが欲しくなってしいます。僕も昔カメラにハマった時は結構お金をかけていました笑。

撮影する対象(花・人・景色)によって単焦点レンズや広角・望遠レンズ、マクロレンズなど適したレンズがあるので揃えたくなってしましますね。

中古レンズ市場が熱い理由

レンズの良さは実際に使ってみないとわからないところが多いので、いきなり新品を購入するのではなくまずは中古で試し撮りをしてからなんて方もいらっしゃいます。

実際に使ってみないと写真のキレイさ、AFの早さ、AFの音、ズームのしやすさなどレンズそれぞれで特徴が異なるからです。

また、レンズを全て新品で揃えるとなると最低でも15万円以上は必要になりまが、中古ですと新品より30~50%程度安く購入できるのでレンズは中古で揃えている方も多い印象です。

カメラ転売でレンズを扱うべき理由

レンズ市場はカメラ本体と違って新商品ががなかなか発売されないため、中古相場が安定している傾向があります。

中古市場の相場が下がる原因の1つとして、新商品が発売されることでそれ以前の商品の人気がなくなることがあげられます。

カメラ本体は数年単位で新商品が発売されるので、発売されるごとにそれ以前に販売されていたすべての商品の中古相場が下がります。

特に入門機器のデジタルカメラの市場は変化が激しく、5万円だったものが1年後には3.5万円まで相場下がっていることなんて普通に起こりえます。

それに対しレンズ市場は新商品がなかなか発売されず中古相場が安定してるので、1年以内なら購入額と同等の額で売ることもできます。

このように中古レンズの市場は常に商品がぐるぐるまわっているので、商品回転数が良いかつ相場も安定していてレンズ市場だけでも十分稼ぐことが可能なのです。

カメラ転売 ~ジャンク品編~

カメラ転売の中でもジャンク品だけ売って月収100万稼ぐ人もいらっしゃいます。

店舗などではジャンク品は相場より安く仕入れることが可能なのでヤフオクで1円出品しても3日後には売れ、回転が良く資金があまりない人に向いているやり方です。

ただジャンク品を見つけるにはそれなりの行動量が必要となってくるので、学生のような時間がある人には向いていますがサラリーマンが副業でやるにはオススメしません。

ジャンク品はネットでも仕入れは可能ですが、基本そのような商品は一瞬で取られてしまうので、この分野を独学で攻略するのはちょっと厳しいかと思います。

カメラ転売 ジャンク品は本当に売れるの？

ジャンクでも売れるの？と良く初心者の方から質問をいただきます。僕も初めてカメラ転売をやったときはジャンクなんて売れるわけないと思っていましたし、店頭で見つけてもスルーしていました。

ただ、そのようなジャンク品を欲しがっている人がある一定数おり、需要があるということがわかれば、なぜ売れるのか理解できると思います。

ジャンク品を購入する人は分解することが目的であったり、商品の一部分の部品が欲しかったり、または外国人が購入していくケースが多いです。

外国人たちは仕入れたジャンク品を修理して母国で売っているらしいです。

なのでジャンク品自体に需要はありますし、かなり安く仕入れることができればそれなりに稼ぐことも可能です。

ジャンクではないジャンク品とは？

ジャンク品という名の正常品を見つけられるかが一番のポイントです。実はこれができればかなり稼ぎやすくなります。

ジャンク品と聞いてあなたはどのようなイメージをお持ちでしょうか？

ジャンク品＝完全に壊れて使うことすらできない

というイメージがあると思います。

しかし、実際に店舗に行ってみると問題なく使えるのにジャンク扱いされている商品がそれなりにあったります。

その理由は様々で例えば、レンズ内に埃が多いとか、デジカメのディスプレイ画面が少し曇っているとか、このようなちょっと訳あり商品で安くなっているものが結構多いです。

人によっては使用する面で特に気にしない人もいらっしゃいますので、普通に使う面では問題のないジャンク品を安く仕入れることができればチャンスですね。

売る際はジャンク理由をちゃんと明記する

ジャンクで仕入れた商品はその訳アリの理由をしっかり記載または、画像でわかるようにしましょう。

ただ中にはジャンク品を仕入れ、その状態を説明せずオークションに出品している詐欺的なやり方を教えている塾であったりコンサルをしている人もいるようです。

私はこのやり方はオススメしていません。確かにそう教えたほうが稼げるのは事実ですが、ビジネスとして考えたときにちょっと違うなと思うからです。

ビジネスは取引相手とwin-winの関係を構築できてこそ成り立つもので、その関係が築けないのであればビジネスはやらない方がよいと思っています。

間違ってもそのよな稼ぎ方を教えている塾やコンサルには入らないように注意しましょう。

まとめ

カメラ転売をコンディション別に解説してきましたがいかがだったでしょうか。

このようにカメラ転売は非常に奥が深く、カメラ転売の中でも稼げるジャンルはいろいろあり、やり方も様々であるということがわかっていただければ、なんとなくカメラ転売の全体像が見えてきたかと思います。

これだけ稼ぎ方がいろいろあるので、飽和するといったことはないと思います。

僕も今年でカメラ転売8年目ですが、いまだに飽和したと感じることはありませんし今後もそのようなことはないと思っています。

あと、ここから先はこれからカメラ転売を始めようと思っている方へのメッセージです。

今後、塾やコンサルを受けようか考えている方はその人達がどこの販売プラットフォームでどのような売り方で稼いでいるか知っておくことが重要です。

カメラ転売といってもピンキリで、 ジャンク品だけ売っている人からメーカー取引で稼いでいる人までさまざまです。

もしカメラ転売に興味があるのでしたら、あなたがどのようなやり方で稼ぎたいか、それにマッチした人から教わるのがよいでしょう。

別にどのやり方がよくて、どのやり方が悪いということではありません。あなたに適したやり方を見極めることが一番重要というのが僕の意見です。